秋季ツガザクラ保護活動【ユネスコ委員会】
2020年11月15日 11時27分 2020年10月24日、昨年国の天然記念物に指定された「銅山峰のツガザクラ群落」の定点観測及び保護柵の点検・整備を行いました。
20年以上活動に携われている新居浜の登山愛好家・憧山会の会員5名とユネスコ部やユネスコ委員・有志8名、さらには新居浜西高校生2名、卒業生でユネスコ部OG1名、引率教員2名の総勢18名が行いました。
東平登山用駐車場を出発し、道中、別子銅山近代化産業遺産の紹介をユネスコ部が案内したり、憧山会の西俊明会長さんより、山の自然環境や山野草、地形の説明などもいただきながら、秋が深まりつつある別子銅山を楽しみ、休憩も挟みながら約3時間弱で銅山越えに到着しました。
銅山越えで昼食後、定点観測班と保護柵点検・整備班に分かれ、憧山会のツガザクラご担当の今北貞雄さんを中心に会員みなさんにご指導いただきながら約3時間の活動を行いました。
今回は特にユネスコ部2名以外は全員が初心者で途中戸惑いなどもありましたが、積極的に手際よく活動を行っていました。
晴天にも恵まれ、北風が強く寒さもありましたが、全員が安全に活動を終え、無事に下山することができました。
ベテランの憧山会の皆さんと高校生や卒業生の若者が連携できたこと、さらには新居浜西高校生も参加するなど学校間の広がりも大きな成果となりました。
また、NHKからは先日お世話になった岡本智洋記者にもご同行いただき、早速翌日のニュースで四国地方に報道されました。
来春のツガザクラ開花時期には、これまで以上に大きな協働事業として大規模に活動を展開して行きたいと思います。
憧山会、ユネスコ委員と有志、新居浜西高生、ユネスコ部の幅広い活動が実現
別子銅山の近代化産業遺産についても学びました
近代化産業遺産の見所をみんなでチェック
ツガザクラ盗掘禁止の看板ができました
山頂近くは紅葉が始まっていました
別子銅山に自生する植物についても学びました
まずは腹ごしらえから
定点観測の様子 その1(以前の写真との位置合わせが大変)
定点観測の様子 その2(足場も注意が必要)
NHK岡本記者さんが取材される様子(翌朝の四国地方向けのニュースで報道されました)
定点観測、柵の補修の様子
新居浜西高校生との共同作業の様子
定点観測の様子 その3(枠を取り付けての観測も行います)
紅葉したコメツツジ(左)と常緑のツガザクラ(右)
秋の観測では植生の様子が色違いで観測で来て分かりやすいですね