今日の南高校

春のツガザクラ保護活動【ユネスコスクール】

2023年6月10日 21時46分

 銅山峰において、「自然との共有」をテーマに今年度初となる春のツガザクラ保護活動を憧山会と協働で行いました。
 この活動は、憧山会が20年以上も取り組みをされている中、2016年に協働し、7年目となりました。
 憧山会7名、本校生14名、卒業生1名、引率教員2名の総勢24名が参加しました。
 生徒は昨年の6名から倍を超えて参加してくれました。
 別子山の日浦登山口から別子銅山の産業遺産を見学し、その際には地域共創系列やユネスコ部がガイドを行い、また登山道に咲く草花を憧山会に教えていただき、別子の歴史や自然に学びを深めながら銅山峰を目指しました。
 そして、銅山越えでは家庭クラブによる別子銅山の植林活動を紹介した紙芝居が披露され、活動のスタートとしました。
 憧山会と高校生とでエリアを分け、定点観測、盗掘調査、保護柵の点検補修などをそれぞれチーム編成を行い実施しました。
 ツガザクラはちょうど開花の時期で見頃を迎えていて、私たちの活動を歓迎してくれているようでした。
 しかし、盗掘被害は甚大で、昨年の比較にならないほどの、明らかな盗掘現場が多数見付かり、非常に悲しい気持ちになりました。
 また同時に、ツガザクラの貴重さを知っていただく重要性を痛感しました。
 今回、その様子をNHK(にっぽん百名山)、あいテレビも同時に取材していただきました。
 メディアを通じて、憧山会、高校生の取組を多くの方に知っていただく絶好の機会となりました。
 昨日の降雨で、霧のかかる気温の低い中でしたが、多くの登山客が訪れる中、高校生たちの元気な明るい声が山にこだましていました。
 秋にも活動を実施します。また多くの皆さんの参加を待っています。
知ってほしい、ツガザクラのすばらしさを、Challenge!いったれ!!南高
憧山会の皆さんとツガザクラ守り隊
憧山会の皆さんとツガザクラ守り隊
歴史的場所で家庭クラブが紙芝居を披露してくれました
歴史的場所で家庭クラブが紙芝居を披露してくれました
保護柵整備の様子
1本1本杭を打ち込む保護柵整備の様子
ツガザクラ定点観測の様子
OGにアドバイスを受けながらのツガザクラ定点観測の様子
また逢いに来ます
また逢いに来ます


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