銀杏前線 南 下中
2020年11月26日 08時00分イチョウの名前の由来は、中国名では、扇形の葉の形が鴨の足に似ていることから「鴨脚樹(ヤーチャオ)」と言われ、これがなまって「イチョウ」になったと言われています。
扇形の葉が個性的で、中央に切れ込みがあるが、ない葉や複数切れ込む葉、稀にラッパ形の葉など独特の葉があります。
銀杏は秋の味覚の代表で、美しく黄葉することから、短歌や俳句にもよく詠まれています。
おさなごの 寺なつかしむ いてふかな 蕪村
いてふ散る すでに高きは 散りつくし 岸風三楼
梢より 銀杏落葉の さそひ落つ 高浜虚子
銀杏が 落ちたる後の 風の音 中村汀女
金色のちひさき鳥のかたちして銀杏散るなり夕日の岡に 与謝野晶子
みちのくや丘の公孫樹の金色の秋の雲にしクグイは巣くひぬ 石川啄木
銀杏前線 南 下中 !!