春季ツガザクラ保護活動【ユネスコスクール】
2021年6月3日 21時25分 2021年5月29日、春季ツガザクラ保護活動を行いました。
ユネスコ委員、地域共創系列、家庭クラブ、有志、ユネスコ部と、これまでの最多となる計17名の生徒が参加しました。
昨年度は、新型コロナウィルス感染予防のため実施ができませんでした。
今年度は、実施はできましたが、新型コロナウィルスへの特別対策期間中のため、憧山会の皆さんとのご指導の下での活動ができくなりました。
そこで、そのことを逆手に取って「高校生だけでやれることを!」との思いで高校生単独での活動を行うこととなりました。
ユネスコ委員会の呼び掛けを受け、多くの生徒が賛同してくれました。
今回の活動内容は、新居浜市からも盗掘の被害が例年以上にひどい状況となっている情報もいただき、例年の定点観測と保護柵の点検に加え、盗掘状況の調査も加わりました。
その為、多くの所要時間が必要でしたが、多くの生徒が参加してくれたおかげで、効率よく作業を進め、約2時間程で活動を終えることができました。
また、今回の活動は『自然を共感』を目標としていました。
快晴の天候の下、みんなで汗をかき、爽やかな風を体感しながら、ツガザクラをはじめとする山の自然を満喫することができました。
しかし、ツガザクラの無残な盗掘跡を見て、みんなで心を痛めることもありました。
登山中は、別子銅山の近代化産業遺産を見学したり、環境問題克服による自然の回復の様子など本物にも触れる機会となりました。
近代化産業遺産の解説は、昨年度地の域共創系列3年次生が制作したバーチャルガイド動画をタブレットで紹介し、コロナ禍で登山が叶わなかった先輩と登山が叶った後輩のお互いの想いを現地(リアル)でつなぐ機会ともなりました。
6月9日には船木中学校の1・2年生120名が同じルートで登山を行うこともあり、登山ルートの安全確認の機会ともなりました。
今回の活動は、本当に多くの様々な学びを得る貴重な機会となりました。
10月には秋季の活動も予定しています。より多くの生徒が参加し、貴重なふるさとへの学びを広げられることを期待しています。
令和3年度春季ツガザクラ保護活動隊員
ツガザクラ保護活動事前学習会の様子
別子銅山の近代化産業遺産を見学している様子
保護柵の点検・補修作業の様子
定点観測の様子
盗掘跡調査の様子
(大きな盗掘跡:土壌が見えているところ全て)
高校生の活動を見守るツガザクラ