2022年８月５日、新居浜市別子銅山文化遺産課主催による令和４年度別子銅山産業遺産創造塾の３回目が開催され、地域共創系列の生徒６名が参加しました。
　今回は、特別講座と日暮別邸記念館のフィールドワークを行いました。
　特別講座は住友共電監査役宅を会場に、自彊舎益友会の理事であり本校の学校評議員をお務めいただいている谷口淑子さんより「鷲尾勘解治の思想と功績」と題したご講話を頂きました。
　谷口さんは「かつての鉱山のまちは閉山後、急速な人口減少が起こっている中、新居浜は鷲尾による都市計画により鉱山まちから工業都市として発展しているのは、今で言うＳＤＧｓを既に実践してきてくれたおかげ。新居浜のいいところを見付けてください。知れば知るほど魅力的なまち。別子銅山には愛がある。」と述べられ、高校生へエールを贈っていただきました。
　日暮別邸記念館では、本多豊館長さんから別子銅山の環境問題との闘いの歴史や日暮別邸が四阪島から移設された経緯などをご講話いただき、館内の展示品の解説や館外では展望台から見える工場地帯や遠くは瀬戸内海に浮かぶ四阪島、さらには別子銅山の山の風景についてご説明を頂きました。
　今日の学びを通して、別子銅山に関わる先人のおかげで今の新居浜の繁栄があること、谷口さんのおっしゃった「別子銅山には愛がある」を深く感じることができました。

自彊舎益友会理事の谷口淑子さんが講話される様子

鷲尾勘解治顕彰記念の場で自彊舎益友会会員さんが解説される様子

鷲尾の胸像前での学習の様子

日暮別邸記念館の展望台より四阪島を展望している様子

本多館長さんに解説していただき別子銅山を展望している様子

　2022年８月１日、東予歴史文化協議会（事務局：愛媛県東予地方局地域政策課）主催による「高校生ガイドと歩いてめぐる！東予歴史トリップ」のＰＲ活動を当事務局職員と共に新居浜市役所、ハートネットワーク、新居浜市観光物産協会を地域共創系列２年次生４名が訪問し、企画の内容や魅力についてプレゼンテーションを行いました。
　新居浜市役所では、石川勝行市長さんをはじめ、亀井利行企画部長さん、伊藤今日子シティプロモーション推進課長さんに、昨年度開催された「第４回高校生による歴史文化ＰＲグランプリ」において最優秀賞を受賞したポスター作成についてご報告し、今年度はそのポスターを広報に使用して実際に現地を訪れるツアーを企画、募集を開始したことなどをご紹介させていただきました。
　市長さんからは、ポスター作成における若者ならではの視点についての驚きの声やツアー募集を行政からも働きかけてくださることなど温かいご支援のお話をいただきました。
　また、後日開催予定の産業遺産国民会議における産業遺産情報センター（東京）での活動発表についてもご紹介させていただき、市長さんをはじめ皆様より「別子銅山を全国にアピールしてきて欲しい」と激励のお言葉をいただきました。
　その後、ハートネットワーク本社、新居浜市観光物産協会「ここくる新居浜」においてもＰＲ活動を行い、各訪問地でも温かくお迎えくださり、説明に熱心に耳を傾け、期待の声をいただくことができました。
　※ツアーは８月30日に募集定員に達しました！多数のお申し込みありがとうございました。

　石川市長さんはじめ関係者にツアー紹介を行っている様子

　新居浜の魅力を多くの方に発信します！

　(株)ハートネットワーク訪問の様子

　新居浜市観光物産協会「ここくるにいはま」訪問の様子
　なお、この模様はハートネットワークで取材をしていただき、後日ニュース「ハートレポート」として放映していただきました。
　ハートネットワークHPからも視聴することができます。ここをクリック！

　2022年７月29日、県立学校初任者地域理解研修による別子銅山登山研修が行われ、初任者教員並びに指導教育職員17名が参加し、その登山ガイドを地域共創系列・家庭クラブ・ユネスコ部の２・３年次生６名が務めました。
　平野部は30度を上回る気温でしたが、別子銅山登山口は22度、湿度も低く快適な環境での登山となりました。
　ただ時折小雨がぱらつく時間帯もあり、途中下山の可能性も考えられましたが、安全に銅山峰まで登り切りることができました。そして、そのかいあって雲の合間からすばらしい展望が開け、最高の景観を楽しむことができました。
　生徒たちのガイドもこれまでの経験を重ねてきたことが生かされ、お互いのガイドのサポートや個性を生かした語りができるようになってきました。

今日の皆さんとの出逢いは331年前のここから始まった！

別子銅山のオアシス、ダイヤモンド水広場でのガイドの様子

近代化の先駆け、第一通洞でのガイドの様子

日本初の大植林事業の地でのガイドの様子

峰地蔵が見守る歴史の地での紙芝居の様子

まれに見るすばらしい展望を背景に記念写真

　２日目は住友山田社宅、星越駅舎、新居浜選鉱場跡、日暮別邸記念館等を視察され、地域共創系列の２年次生全員でガイドを務めさせていただきました。
　住友山田社宅では、新居浜市別子銅山文化遺産課の藤田和久課長さんに旧住友鉱業株式会社別子鉱業所長社宅、旧住友化学工業株式会社幹部社宅をご案内していただきました。
　その後、周辺に残されている星越駅舎、新居浜選鉱場跡等を訪れ、生徒たちがガイドブックやパネルを用いて説明を行いました。
　生徒たちはそれぞれ役割分担をこなしながら、真摯な態度でお互いをサポートしてしっかりとしたガイドができていました。
　最後に訪れた日暮別邸記念館では本多豊館長さんに館内や展望台から見える山並み、沿岸の工場地帯の様子についてご案内いただきました。
　２日間のガイドを通して、生徒たちは技術的な向上とともに自分の言葉で想いを語り、「伝わる」ことを意識した実践が行えるようになってきたと感じました。
　産業遺産国民会議の皆様には酷暑の中のご訪問となり、体力的にもお疲れであったと思いますが、生徒たちとの交流も図っていただき、貴重な２日間となりました。
　お二人に改めて心より感謝申し上げます。
　次回は私たちが東京の産業遺産情報センターにおいて活動発表を行います。（今年12月予定）
　これからしっかりと準備を行い、この度のご恩返しができるよう頑張ります。

旧住友鉱業株式会社別子鉱業所長社宅で
新居浜市別子銅山文化遺産課の藤田和久課長さんによる解説の様子

星越駅舎での高校生によるガイドの様子

新居浜選鉱場跡での高校生によるガイドの様子

日暮別邸記念館での本多豊館長さんによる解説の様子

産業遺産国民会議の皆様には私たちに貴重な機会を頂きありがとうございました！
次回は、私たちが産業遺産情報センターへ講演　Challenge！いったれ！！南高

９月１日（木）から第２学期が始まりました。

始業式は放送で行われました。

明日からは体育祭に向けての練習が早速始まります。

雨模様が続きそうですが、頑張っていきましょう！！

　2022年７月26日～27日の２日間、世界文化遺産である明治日本の産業革命遺産の登録や現役の産業設備を含む産業遺産の継承事業を行っている一般財団法人産業遺産国民会議の関係者が別子銅山関連施設を訪れ、地域共創系列「にいはま学Ⅱ」選択の３年次生やユネスコ部員がガイドを務めました。
　１日目は、広瀬歴史記念館、旧広瀬邸、マイントピア別子、別子銅山記念館を視察されました。
　広瀬歴史記念館および別子銅山記念館は各館の館長さんにご案内いただきました。
　その他の施設は生徒たちがご案内させていただきました。
　この日の最高気温は34度と酷暑となり、厳しい環境の中でしたが、お二人共に生徒の説明にうなずきながら熱心に耳を傾けていただき、時折出題するクイズにも積極的にお答えいただくなど、終始和やかな雰囲気の中で視察が行われました。
　生徒たちのガイドは、回を重ねるたびにレベルアップし、３日前に行われた別子銅山創造塾で学んだ成果を早速ご披露する場面も見られ、驚くような成長を感じることもありました。

ご来市された産業遺産国民会議のご担当者

広瀬歴史記念館の土岐幸司館長さんによる解説の様子

マイントピア別子での高校生ガイドをお聞きいただいている様子

別子銅山記念館の髙橋雅史館長さんによる解説の様子 

酷暑の中、ご熱心に高校生のガイドに耳を傾けてくださりありがとうございました。
明日もガイドに　Challenge！いったれ！！南高

　2022年７月23日、新居浜市別子銅山文化遺産課主催による令和４年度別子銅山産業遺産創造塾の２回目が開催され、地域共創系列の生徒７名が参加しました。
　今回は、マイントピア別子、広瀬歴史記念館、旧広瀬邸をフィールドワークしました。
　マイントピア別子では、元新居浜市立西中学校長の河野義隆さんを講師として、ご自身の体験を交えながら講義を行ってくださいました。
　端出場界隈の当時と現在の様子を撮影した写真を比較してご提示くださったり、実際に現地を散策しながら当時のエピソードをお話しくださり、貴重な学びの機会となりました。
　午後からは、広瀬歴史記念館と旧広瀬邸で土岐幸司館長さんより、記念館内の展示品の数々にについて分かりやすく紹介していただいたり、旧広瀬邸ではその魅力について具体的に説明いただきました。
　そのことで、これまで十分理解できていなかったことを解決できたり、新たな発見へつながる学びもありました。
　今回訪れた場所は、今後ガイド実践でも重要なフィールドとなってくることから、即戦力につながる機会ともなりました。

河野義隆さんに端出場界隈の今昔について講義していただいている様子

現地でオーラルヒストリーを聴き取りしている様子

土岐幸司館長さんに別子鉱山鉄道についてご説明いただいている様子

創造塾深い学びにchallenge！いったれ！！南高

　昨日と今日の２日間、３年次生の就職希望者対象に面接指導を行いました。

　校長先生や教頭先生も面接官として指導してくださり、緊張感のある中で生徒たちは一生懸命答えていました。

　今日は、来年就職試験を控えた２年次生の就職希望者も参観しました。

　来月16日から就職試験が始まります。今回指摘されたことや反省を生かして、試験に向かって全力で取り組もう。

　2022年７月12日、地域共創系列の授業「にいはま学Ⅱ」では「高校生まちづくり観光プロジェクト」を開始しました。
　このプロジェクトは、生徒自身が多様なステークホルダーと協働した観光ツアーを企画し実践することでまちづくりにつなげようとする企画です。
　その企画をこれから具体的に行っていく上でのアドバイザーとして永易舞さんにご来校いただきました。
　永易さんは本校の卒業生で在学中はユネスコ部に所属、現在は株式会社マイントピア別子にお務めです。
　会社では、様々なイベント企画の立案やチラシ作成、SNSによる発信などマイントピア別子の魅力発信の中心的役割を担って活躍しています。
　今日は、はじめの一歩として企画立案の際に大切にすることやご自身がこれまで手掛けてきた企画について紹介していただきました。
　そして、自作した教材でワークショップも行ってくださいました。
　生徒たちは、先輩で年齢も近いことから会話も弾み、活発な意見交換ができていました。
　これからどんな企画が飛び出すか楽しみです！

プロジェクト・アドバイザーを務めてくださった本校ＯＧの永易舞さん

イベントチラシも全部手掛けています

企画立案のポイントは「自分がときめくこと」

楽しく会話が弾みました！
若者ならではの視点でまちづくり、Challenge！いったれ！！南高